その２
ＡＭ５：１０みなと公園到着。南西の風が約５ほど吹いている。
雨もまだ降っていないし、朝まずめで一気に勝負をかけて早めに切り上げたいところだ。
ざわついている波間に第一投。………生体反応なし。
周りを見渡すが、人の気配もまばら。
平日のせいもあるだろうが、こんな雨風の日に地元の人達はまず来ないでしょう。
釣り座に余裕がある為２本の投げサビキを出している。
遠投浮きが波にもまれて上下に動きまくっている。
仕掛け回収のつもりでリールを巻き上げた時、微妙な重さを感じた。
「来てる？」途中から慎重に巻き上げてみると、キラッと白く光る魚が。抜き上げると１８ｃｍ
の本命アジだった。マーさんがうらやましそうに寄ってくる。
マーさんは投げサビキと、ヘチ際に胴付き３本針を落とし込んでいる。
すると、その胴付き３本針の竿が見事に反応。上がってきたのは９ｃｍほどのベビーアイナメ。
まだ将来のある魚なので、記念写真だけ撮ってリリース。
「もうちょっと写真映えするヤツ釣って下さい」と注文をつけて、しばらくすると「よし！やった！」
と気合いの入った声が。
駆け寄って見ると、今度は２０ｃｍほどのアイナメを釣り上げていた。再び記念写真。
恐れ入りました。私なんかブラクリ仕掛けを使ってもハゼしか釣れなかったと言うのに。
あまりにもうらやましかったので、世間話をしながらこっそり隣に竿を並べる。
するとビビビンと竿に反応が！
「フッフッフ作戦勝ちだ」と心の中でつぶやきながら巻き上げると、そこにはアイナメの姿は無く、
お子さまメジナが２尾付いていた。「なんでお前達が食ってるんだ…。」即、リリース。
マーさん、「さすがだね〜この時期にメジナに食わせるんだもんね。」
私、「ま、まあ、ざっとこんなもんですよ、アハッアハッアハハハハハ…フ〜ッ…。（ため息）」
気を取り直してエサを付け直し再投入。