《釣果報告 ２００３．１．２
鹿島港みなと公園》 その１
明けましておめでとうございます。
新春の初釣りです。本当は日立港でカレイを狙いたかったのですが、北朝鮮の
座礁船の問題で油が気になる。そこで鹿島港の中央公共埠頭を考えてみたが、
天気予報で北風が１０ｍも吹くという事で、正面から受けるのはつらい。考えた末、
少しだけアジが期待できる、いつもの｢鹿島港みなと公園｣に決定。
（北風は真左から吹きますので、遠投サビキのラインはなるべく海中へ潜らしましょう）
ＡＭ１：３０、張り切って玄関ドアを開けたら、なんと雪が降っている！
天気予報では、日中晴れの予報。それを信じて会社の先輩、マーさん宅に向かう。
みなと公園に到着するまで、ずっと雪が降りっぱなし。｢本当に晴れるんだろうな？｣
一瞬不安がよぎる。
ＡＭ５：００みなと公園到着。小雪が降る中、左端の釣り座で火を焚いて暖を取って
いる人が２人いた。釣り場にあまり人気は無いが、場所取りの竿だけがやたら沢山
並べてある。生餌釣りの常連さんの竿でしょうが、あまり感心できないね。
やや左よりの空いている場所に釣り座を確保し準備を開始。日の出が６：５０分頃
なので、ヘッドライトを頼りにゆっくりと準備開始。
今日の狙いは、①めっきり減った・アジ、②アイナメ、③小メジナ、④海タナゴ、
⑤石ガニ。いわゆる五目釣りです。今回は特に、刺身にもできるアイナメを是非
釣りたいと思い、ブラクリ仕掛けを購入。
そして、冬場のメジナは刺身で旨いという情報を入手した為、いつもの胴つき３本針
（４号）をスタンバイ。そして忘れてはならない網カゴ｢ようこそカワハギ君｣（カニマン
ション改造）も用意。
ＡＭ６：００、まだ暗いうちから｢ようこそカワハギ君｣を投入。今日の寄せエサは
サンマのあらとオキアミ。どんなゲストが入って来るか楽しみ！石ガニくんには
是非入ってもらいたい。先月はドンコちゃんが入ってくれて、美味しい思いが
できた。
ＡＭ６：４０ボツボツ明るくなってきたので、アジ狙いの遠投サビキを投入。次に、何か
は食ってくるだろうと（本当はカレイが欲しいのですが…）青イソメとサンマの切り身を
付けた投げ仕掛けを投入。根掛り対策でジェット天秤を採用。
さあ、来い！と当たりを待つが、一向に音沙汰がない。ん～退屈だ…。アジの仕掛け
に食わせオキアミ（Ｍ）を丁寧に付けるが、手が冷たくて痛い、とてもつらい。つらくても
痛くても楽しいなんて、まるでＳＭの世界だ。（ちなみに私は、そちらの趣味はない。）
あまりにも寒くて、話がそれてしまったよ。
ＡＭ７：３０、竿にまったく当たりが無いので、｢ようこそカワハギ君｣の引き上げ作業
にはいる。ヒモを引く手も水の冷たさで結構つらい。へち際の水深３ｍから引き
上げた網には何やらピチピチと元気な物が２匹入っていた。大きさにして約２０ｃｍ、
ヌメっとした赤黒い魚体。マーさんが小走りにやって来て、
｢何、これ？気持ち悪い奴だね。危険な魚じゃないの？｣
私、｢ベラですかね？それにしても気持ち悪い魚ですね。リリースしましょうか？｣
などと話をしつつも、竿に全く当たりがない状態なのでキープ。
｢ようこそカワハギ君｣を再投入し、次に引き上げた時にもさっきの気持ち悪い
魚が入っていた。その時、通りかかった釣り人が声をかけてきた。
｢釣れますか？｣私、｢いやー全然ダメですね！竿には何も当たりませんよ。そのかわ
り網カゴには、なんか気持ちの悪い魚が４匹入りましたけど…。見ます？｣と、見て
いただくと、｢オ～、これはアイナメですな～。｣
私、｢な、何ですと！？これがアイナメ？｣
そうです、私が気味悪いからリリースしようとしていた魚は、実はアイナメだったの
です。この日ターゲットにしていた魚のくせに、見分けがつかない自分が悲しい…。
≪よっさんの言い訳コーナー≫
『だってね、釣り雑誌に載ってるアイナメの写真はね、ビール瓶くらいおっきいからね、
ちっちゃいアイナメなんてね、見たことなかったんだもの…。』
ブラクリ仕掛けを使わずして、網カゴで捕獲したアイナメ。ん～、喜んでいいものか…。
（網カゴの名称を｢ようこそアイナメ君｣に変更するか…。）